本剤による治療中、原因不明の突然死が報告されている。 2.
国内臨床試験において、本剤と因果関係が不明の心筋梗塞、出血性胃潰瘍が報告されている。また、申請時に用いた外国長期投与試験において、急性腎不全が報告されている。 3.
外国で実施された認知症に関連した精神病症状(承認外効能 効果)を有する高齢患者を対象とした17の臨床試験において、本剤を含む非定型抗精神病薬投与群はプラセボ投与群と比較して死亡率が1.6~1.7倍高かったとの報告がある。また、外国での疫学調査において、定型抗精神病薬も非定型抗精神病薬と同様に死亡率の上昇に関与するとの報告がある。 4.
ヌで長期大量(100mg/kg/日を6及び12カ月間)経口投与により、コレステロール合成阻害によると考えられる三角状後白内障が認められた。しかし、カニク ザル(最大225mg/kg/日を56週間)及びげっ歯類に投与しても白内障は認められなかった。また、臨床試験においても、本剤と関連した角膜混濁は認められなかった。 5.
ラットに24カ月間経口投与したがん原性試験において、20mg/kg/日以上の雌の投与群で乳腺腫瘍の発現頻度の上昇が報告されている。これらの腫瘍の所見は、げっ歯類においてプロラクチンと関連した所見として報告されているが1)、ヒトではプロラクチン濃度の上昇と腫瘍形成の関連性は明確にされていない。
薬物動態
1.
血中濃度 (1)
統合失調症患者にクエチ ピンを1回用量25~100mgの範囲で漸増して1日2回反復経口投与した。100mgの用量で7回反復投与した後の血漿中クエチ ピ
2)
ン濃度推移及び薬物動態パラメータは図1及び表1のとおりである。(「薬物動態の表」表1参照)
非高齢者では、投与約2.6時間後に最高血漿中濃度(平均397ng/mL)に達した。血漿中からのクエチ ピンの消失は速やかであり、半減期は3.5時間であった。また、高齢者における血漿中濃度は非高齢者よりも高く推移し、高齢者のAUC0-12h(平均2.59μg h/mL)は非高齢者(平均1.69μg h/mL)の約1.5倍であった。(錠剤投与時のデータ)
図1 統合失調症患者にクエチ ピン100mgを1日2回反復投与時の血漿中ク
エチ ピン濃度推移
(平均値±標準誤差、非高齢者:n=12、高齢者:n=11)
(2)
外国人統合失調症患者にクエチ ピンを1回用量25~250mgの範囲で漸増して1日3回反復経口投与した。1回用量を75mg、150mg及び250mgとしたときの定常状態における薬物動態パラメータは表2のとおりである。血漿中クエチ ピン濃度は用量に比例して増加し、男女差は認められなかった。(錠剤投与時のデータ)(「薬物動態の表」表2参照) (3)
健康成人男子にクエチ ピン25mgを単回経口投与したときの薬物動態パラメータは表3のとおりである3)。(細粒剤投与時のデータ)(「薬物動態の表」表3参照) 2.
肝障害の影響(外国人データ)
肝障害患者( ルコール性肝硬変)にクエチ ピン25mgを単回経口投与したところ、クエチ ピンのCmax及びAUC0-∞は健康成人よりも高く(約1.5倍)、
4)
t1/2は健康成人よりも長かった(約1.8倍)。(錠剤投与時のデータ)(「薬物動態の表」表4参照) 3.
吸収及び食事の影響
クエチ ピンの経口吸収性は良好であり、クエチ ピンのCmax及びAUCに及ぼす食事の影響は認められなかった。(錠剤投与時のデータ)
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